流浪の月は本屋大賞受賞作品!選考方法と歴代受賞作品を調査!映画化された作品は?

エンタメ

「流浪の月」の全国ロードショーが5月13日より公開されています。
広瀬すずさん、松坂桃李さんが主演、榎本明さんはじめとする多部未華子さん,横浜流星さんなど豪華キャストです。
「女児誘拐事件。その真実は、二人だけのもの。」気になるフレーズですね。

この「流浪の月」凪良ゆうさん原作は第17回(2020年)度本屋大賞に選ばれた作品です。
本屋大賞の選ばれた作品が映画化されることはよくあります。
本屋大賞その選考方法についてまた映画化された作品について調査しました。

本屋大賞とは

「全国書店員が選んだいちばん!売りたい本」
本屋大賞とは2004年に設立されたNPO法人本屋大賞実行委員会が運営する文学賞です。
新刊を扱う書店(オンラインを含みます)の書店員の投票によって決定されます。
選考は年1回、選考期間は年度終わりの5か月間。

直木賞や芥川賞を受賞した作品よりも売り上げ部数が伸びる賞として注目されています。

本屋大賞には複数の部門があります。
それぞれ対象作品、選出方法が異なります。
受賞作品の作者には正賞としてクリスタルトロフィーが、副賞として10万円分の図書カードが授与されます。

本屋大賞選考方法

対象作品は過去1年間に刊行された日本の小説。
1次投票で1人3作品を選び投票。
選出された上位10作品のうちから2次投票をおこない決定します。
2次投票は、ノミネートされた10作品すべてを読んだうえで推薦理由を記載して投票しないといけません。

翻訳小説部門

対象作品は過去1年間に日本で刊行された翻訳小説(新刊も含む。
1人3作品まで選び、推薦理由を記載し投票する。
集計結果から大賞を決定する。
第9回より

発掘部門

大賞作品はジャンルを問わず、過去1年以上前に刊行された作品。
本屋大賞の1次投票と同時に発掘部門として投票。
大賞などはなく集計結果をリスト化したものが発表される。
第13回より

ノンフィクション部門

小説だけではない本の魅力に触れてもらおうと「Yahooニュース|本屋大賞・ノンフィクション本大賞」が設立され、全国の書店員およそ100人の投票によって10作品がノミネートされ、受賞者には取材支援費として賞金100万円が授与される。
2018年から

 

歴代本屋大賞は?映画化された作品は?

2022年(第19回) 本屋大賞『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬(著)
翻訳小説部門1位『三十の反撃』ソン・ウオンピョン(著)
発掘部門『破船』吉村昭(著)

2021年(第18回) 本屋大賞『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ(著)
翻訳小説部門1位『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ(著)
発掘部門『「ない仕事」の作り方』みうらじゅん(著)

2020年(第17回) 本屋大賞『流浪の月』凪良ゆう(著)
翻訳小説部門1位『アーモンド』ソン・ウオンピョン(著)
発掘部門 『無理難題が多すぎる』土屋賢二(著)

2019年(第16回) 本屋大賞『そしてバトンは渡された』瀬尾まいこ(著)
翻訳小説部門1位『カササギ殺人事件』アンソニー・ホロヴィッツ(著)
発掘部門 『サスツルギの亡霊』神山裕右(著)

2018年(第15回) 本屋大賞『かがみの孤城』辻村深月(著)
翻訳小説部門1位『カラヴァルシンク色の少女』ステファニー・ガーバー(著)
発掘部門 『異人たちの館』 折原一(著)

2017年(第14回) 本屋大賞『蜜蜂と雷鳴』恩田陸(著)
翻訳小説部門1位 『ハリネズミの願い』トーン・テヘレン(著)
発掘部門 『錯覚の科学』クリストファー・チャブリス(著)
ダニエル・シモンズ(著)

2016年(第13回)本屋大賞『羊と鋼の森』宮下奈都(著)
翻訳小説部門1位『書店主フィクリーのものがたり』
ガブリエル・ゼヴィン(著)
発掘部門『八本脚の蝶』二階堂奥歯(著)

2015年(第12回)本屋大賞『鹿の王』上橋菜穂子(著)
翻訳小説部門1位『その女アレックス』ピエール・ルメートル(著)

2014年(第11回)本屋大賞『村上海賊の娘』和田竜(著)
翻訳小説部門1位『HhHH プラハ、1942年』ローラン・ビネ(著)

2013年(第10回)本屋大賞『海賊とよばれた男』百田尚樹(著)
翻訳小説部門1位『タイガーズ・ワイフ』テア・オブレヒト(著)

2012年(第9回)  本屋大賞『舟を編む』三浦しをん(著)
翻訳小説部門1位『犯罪』フェルディナント・フォン・シーラッハ(著)

2011年(第8回)  本屋大賞『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉(著)

2010年(第7回)  本屋大賞『天地明察』冲方丁(著)

2009年(第6回)  本屋大賞『告白』湊かなえ(著)

2008年(第5回)  本屋大賞『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎(著)

2007年(第4回)  本屋大賞『一瞬の風になれ』佐藤多佳子(著)

2006年(第3回)  本屋大賞『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』
リリー・フランキー(著)

2005年(第2回)  本屋大賞『夜のピクニック』恩田陸(著)

2004年(第1回)  本屋大賞『博士の愛した数式』小川洋子(著)

青字が映画化された本屋大賞ですが1位以外にも本屋大賞受賞作品の映画化された作品はたくさんあります。
第4回2位 『夜は短し歩けよ乙女』CV星野源さん
第4回3位 『風が強く吹いている』林遣都さん、小出恵介さん主演
第15回7位 『星の子』芦田愛菜さん主演
など多数あります。

まとめ

本屋大賞の受賞作品や選考方法、また映画化された作品について調査しました。
「流浪の月」は第17回(2020年)の本屋大賞に輝いた作品でした。
本屋大賞に選ばれ映画化された作品がたくさんありました。
本屋大賞に選ばれると映画化される可能性が高いと言っても過言ではないかもしれません。
なにより本屋大賞の作品を選んだ書店員さんの本に対する愛が感じられますね。
「流浪の月」原作も映画作品も楽しみです。
また歴代受賞作品やノミネート作品も興味深いですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました