5月1日に行われた天皇賞でシルバーソニックはスタート直後で川田騎手が落馬し、空馬のまま走り続け2着で駆け抜けました。(落馬した時点で競争中止になっています)
先頭を走るタイトルホルダーに食らいつき騎手のリードももらえない状態で駆け抜けるってすごいですね!
ただその後、シルバーソニックは柵にぶつかり転倒し倒れこんでしまいます。
しばらく起き上がれないシルバーソニックに悲鳴に近い心配の声があちらこちらから聞こえました。
結構長い時間倒れこんでいたシルバーソニック。
馬って骨折とかしたらもう駄目なんじゃ…。
皆がかたずをのんで見守る中シルバーソニックは手綱をひかれ立ち上がりました。
拍手がまき起こり会場は安堵の空気に包まれます。
ほんとうに騎手も馬も無事でよかった。
シルバーソニック落馬の理由は?
落馬の原因は馬が何かに驚いて暴れた、何かにつまずいた、騎手がバランスを崩したなどいろんな原因があるようですが、今回の落馬の原因はシルバーソニックがつまずいたためだそうです。
よくある原因の一つのようですね。
川田騎手もケガなく無事でした。
場合によっては大けがをしてしまうこともある落馬。
川田騎手も無事で本当に安心しましたね。
シルバーソニックけがは大丈夫?
転倒してしばらく立ち上がれなかったシルバーソニックけがの状態はどうだったのでしょうか。
右前足菅の全面と左腕の外側に擦過傷がありラチに接触した際に負ったと跛行等、外傷によって正常な歩行ができない状態ではないとその後のホームページで発表がありました。
シルバーソニックのけがも柵にぶつかった時にできた軽いかすり傷で済んだとの事でした。
騎手のコントロールがないのに空馬で走りきれたのはなぜ?
今回シルバーソニックは空馬でレースを駆け抜けましたが、なぜ騎手のコントロールがないのに他の馬たちとレースを続ける事が出来たのでしょうか。
それは馬の習性によるものです。
海外などで野生の馬が群れで走っているシーンを見たことがある人もいると思います。
競馬の馬たちはゲートが開くと走り出すように訓練されており、また集団で走る習性によりシルバーソニックは空馬でもレースを走りきれました。
ただ野生の馬と違って決められたコースを上手に走りきるなんてやはりシルバーソニックの能力の高さがうかがえますね。
かわいいだけでは済まない空馬
優勝したタイトルホルダー以上にある意味有名になったシルバーソニック。
けなげにひたむきに走るその姿に感動のような感情を覚えたのは私だけではないと思います。
3200メートルをコントロールしてくれる騎手不在で走り抜け、最後に転倒してしまい。
でも無事に立ち上がり厩務員さんと帰って行く姿に何だかかわいくて涙が出そうになりました。
ですがやっぱりコントロールしてくれる騎手を失い本能だけで走るシルバーソニックや他の馬たちが無事でいたことも奇跡なのかもしれません。
レース中にほかの馬と接触なんてことも無いとはいえません。
万が一接触でもしたら大変なことになっていたでしょう。
まとめ
春の天皇賞で起こったシルバーソニックの落馬について調査しました。
騎手不在のコントロールをもえらえない状態でのシルバーソニックの走りは競争中止とはいえ素晴らしかったですね。
川田騎手も無事で、シルバーソニックのケガもかすり傷で本当に良かった!
シルバーソニックの1つのドラマがそこにありました。
注目を浴びたシルバーソニックの今後の活躍に期待ですね!
追記
5月3日(火)朝には栗東トレーニングセンターで引き運動を行ったシルバーソニック。
「大きな異常はなく歩様も問題なし。腫れも引いて運動出来ました。シュンともしていないしメンタルも強いですね。」と兼武助手。
「シュンとしていない」が何だかシルバーソニックらしいですね(笑)
しばらく厩舎で様子を見て次走を決める事になると思いますとのことでした。
ですがその後シルバーソニックは、出馬する予定だった5月29日の目黒記念を右前脚の骨瘤の為回避します。
X線の再検査を受けたシルバーソニックは左前脚副管骨に骨膜が出ており全治3か月以上と診断されました。
手術の必要はないですがしばらくは治療して患部を固めていきます。
夏場の完治を目指し栗東トレーニングセンターから宮城県の山元トレーニングセンターに移動します。
かわいくて目が離せないシルバーソニック。
どうか早くよくなりますように。
2022.10.25追記
シルバーソニック元気になりました!
2022年11月6日(日)アルゼンチン共和国杯・GⅡ・東京・芝2500メートルで
復帰予定です!(^^)!
他の馬のお話よかったらどうぞ
凱旋門賞2022タイトルホルダーに帯同馬がいないのはなぜ?帯同馬の役割とは!
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